夏に石据えを行い秋に建前と竹小舞を編んで土壁を塗った平屋の石場建てです。
この度、建主様のご厚意で構造見学会を開催いたします。
大工が造作に入る前の状態で、荒壁が乾き床板も無い状態をご覧いただけます。
石から上の木と土で構成された石場建ての建築と、石から下の草に覆われた石場建ての土木を、ご覧いただけます。
各回の始めに参加者みなさんに向けて、現場説明と質問タイムを30分ほど予定しています。そのご自由見学 60分 です。
建築の説明は木彩の石橋さん、土木の説明はは組みの畠山さん、設計の説明は私がします。
自由見学中は、直接職人たちにも質問できる貴重な機会です。また、昨年春の土木造作以降の土の様子を観察できる機会でもあります。
土壁や石場建てを見てみたい方、土中環境に配慮した石場建てに興味のある方、伝統工法を修行中または目指している若い職人の皆さん・・・、お気軽におこしください。
日時
1月26日(日)
① 09:00-10:30 現場説明(水野)+見学
② 11:00-12:30 現場説明(石橋+畠山)+見学
③ 14:00-15:30 現場説明(石橋+畠山)+見学
④ 16:00-17:30 現場説明(水野)+見学
※ 開始5分前までにはお越し下さい。
※ 建築関係や土木関係の方も参加可能です。
※ お子様はご遠慮ください。
※ 個人宅の為、撮影はご遠慮ください。
場所
岐阜市
※ 申し込み後に住所をご連絡します。
申し込み
お問合せより、下記項目をご連絡下さい。
1.氏名 (参加者全員の氏名をお願いします)
2.住所 (参加者全員の住所をお願いします)
3.携帯電話 (当日連絡用の電話番号をお願いします。)
4.参加人数 (必ずご記入お願いします。)
5.希望日時 (第一希望・第二希望までお願いします)
6.コメント (参加目的やご質問などご記入下さい)
※ インターン枠1名
当日の受付や撮影のお手伝いをしていただける方を1名募集中です。
時間は8:30~18:00、岐阜駅まで送迎いたします。
興味のある方は、お問合せよりご連絡よろしくお願いします。
施工風景
土木
2730グリットの石場建ての基礎、建築予定地直下には緑が生い茂る。
建前
竹小舞
土壁
今回は、木彩の大工さん達と土木工事に関わって頂いた造園や庭師の皆さんたち10名以上で、竹小舞・土壁のワークショップを開催しました。普段から土に触れている庭師さん達は、勘が良くすぐに慣れたようで、予定よりも早く土を使い切って終了になってしまいました。
これからはますます職人が減り、木や竹や藁や土など素材の生産体制も縮小していき、里を維持する人たちも減っていきます。しかし、土中環境などに配慮した伝統土木の仕事は、里地里山の再生と素材生産を同時に行う事が出来ます。
つまり、素材の生産(山の間伐・竹収集・田畑の耕作・粘土の採取)をしていて、後ろを振り返ったら里地里山の再生が始まっている。石場建ての伝統工法の家を建てることで、その敷地の環境改善だけでなく、その地域の里地里山の再生に繋げる事ができる。
その循環を大きくする為には、まずは業種を超えた職人さん同士が交わるから始まるのではないかなと思ってます。