4月1日(火)・5日(土)・6日(日) 「石場建ての助産院」見学会 + WS

石場建ての助産院 礎石

【お知らせ】

来週以降、石場建ての助産院では、催しが盛りだくさんです。
まだまだ、空きがあります。
手刻み・土壁の家にご興味のある方は、お気軽にお越しください。

4月1日(火) 建前見学会+餅つきWS
4月5日(土) 構造見学会+竹小舞WS+竹小舞ライトアップ
4月6日(日) 「木組み×土壁」家づくりDAY2025

 


 

 

今回の基礎の仕様は、柱状改良の上に150mm厚の小さな独立基礎を打って、礎石を据えました。地盤や建物や法律や予算に応じて、山のようにある基礎の作り方の中から、最善の方法を選択します。

今でも、木杭を打って栗石を小端立てて、コンクリートを使わず基礎を作る事にこだわってはいます。でも目的はその基礎へのこだわりではなく、家を作る事で生き物たちへの負荷を少なくする事。その範囲は、家の周囲だけでなく、その家が建つ地域全体に広げたいです。

その為に何よりも大事なことは、こんな家つくりを増やす事。

こんな家つくりが増えれば、職人さんも増えて、家つくりの素材を集めるなかで地域の里山が再生して、共感してくれる方が増える、そんな好循環を大きくしたい。

 

 

 

基礎の鉄筋コンクリートの量は、一般の基礎の約5%ぐらい。
基礎のコストで石場建てになるし、このぐらいのコンクリートのマイナス分を犠牲にすることで、何百倍ものプラスをその他で貢献できる。

昔は「建築」だけで自然への負荷を減らす事を考えていましたが、今は「素材の生産 → 土木 → 建築 → 100年以上の人間の生活 → 処分 → 再利用」まで含めて考えるようになってきた。

そうなると「建築」に出来ることなど小さなもので、どうでもよかったりする。それよりも、先にやらなければいけない事がたくさんある。

そう、家つくりは、暮らしの一部なんですよね。

 

 

さて、現場では地組が始まっています。
トシ建築さんとは2軒目の石場建てで、段取り慣れたものです。

 

 

 

 

 

 

 

ここまでこれば、もう出来たようなものです・・・。
あとは餅ついて、建主さんとトシ建築の皆さんに盛大に餅投げしてもらって、宴会するだけですね(笑