岐阜県美濃市蕨生村のワラービランドで和紙蔵つくりが始まります。
ワークショップのお知らせ
今回はワークショップ形式で、環境改善と基礎の土木から、建前・土壁・三和土まで、みんなで手作りです。前回の やまのはた小屋 と同様、極力近くの自然の素材を集め、「木組み・土壁・石場建て」で作る自然素材の建物です。やまのはたは小屋は1坪でしたが、今回の和紙蔵は8坪なので、建築の申請もします。
10回ほどのワークショップを通して、伝統的な家作りを広める機会にしたいと考えています。皆さんのご参加、よろしくお願いします。
スケジュール
10/18 (金)
環境改善WS① [小屋解体・土練り+床掘(職人)]
https://mizunosekkei.jp/warabi-kura02/
10/30 (水)
環境改善WS② [基礎・栗石敷き]
https://mizunosekkei.jp/warabi-kura03/
11/15 (金)
環境改善WS③ [雨落ち・栗石敷き]
12/06 (金)
環境改善WS④ [石畳・栗石敷き+石据え(職人)]
12/20 (金)
環境改善WS⑤ [敷葉作業+大工の刻み見学]
2月上旬(土)
建前WS [建前+土練]1day
3月上旬(土日)
土壁WS [小舞竹編み+土壁塗り]2days
4月上旬(土日)
三和土WS [土を練り叩く]2days
申し込み
ワークショップはワラビーランドさんの主催です。
参加の申し込みやご質問は、以下(ワラビーランドのWebサイト)からお願いします。
warabeeland.com/mino_free_school/2024/08/ws_ishibadate/
※ 水野設計室のインターンとして関わりたい方は、お問合せ にご連絡下さい。
建物仕様
蔵は大工の手刻みによる木組みで、基礎は延石を敷き土台がぐるっと回った石場建て。
壁は土壁の上に木摺りに和紙仕上げ、床は三和土の土間仕上げ。屋根は和型のいぶし瓦。
初めての和紙仕上げ、今回の現場を通して今後手漉き和紙も取り入れていきたいと思っています。
「お金だけを投入して言われるがまま建材を組み立てる請負型の建築」とは真逆の「みんなでワイワイ素材を集めて楽しく作りたいから作るんだという普請型の建築」ですよ。
作り手
建主・和紙 ワラビーランド
施工・大工 井関屋
材木 東桧
左官 森左官
屋根 日下部瓦店
土木・設計・企画 水野設計室
作業の多くの部分は、皆さんの結作業です。
元請けには、私と同じ町の大工の井関さんです。
井関さんとは初めての仕事、よろしくお願いします。
和紙職人の風景
手漉き和紙職人の千田さんは、自然素材の原料から和紙を作られています。
次回以降どこかで、本来の和紙の素晴らしさをまとめます。