関ケ原の石場建て4 材木搬入と刻み開始

関ケ原の石場建て、材木は乾ききってはいませんが刻み開始です。
東桧さんの土場には、昨年伐採した地松が7本。

最近、地松はカビやらムシやらで梅雨越しの材はなかなか使えませんが、今回は昨年伐採したものを梅雨前に建てるという強硬突破で採用しています。

 

 

もちろん狂いますしカビも入るかもしれませんが、美しい木組みには地松の曲がり材が似合いますよね。

こちらは主役の地棟です。
これは大きすぎて製材所に移動もできないので、市場の隅でそのまま乾燥中。

 

 

通しの地棟は2回目ですが、六間以上のかっとばしは初めてです。
家の端から端まで飛び出します。
地棟を丸太で組み上げていく姿は、きっと想像以上に美しいはず。

 

 

こんなに多くの山の木で家が作れることは、恵まれていること。
山では燃やす為だけに木が皆殺しにされそうになっているが、ほんの一部でも「人が暮らす家の為に木を生かす仕事」に関わらせていただけて本当に満たされている。

別にやりたければ、いつでもできる。
どれだけでも、木を生かす事ができる。
もう言葉は十分、行動が全然足りてない。

 

 

それもこれも、私なんか以上にもっと山と向き合っている人たちのおかげです。

この材を山で伐採して搬出しくれる木こりさん、取り次いで集材してくれる市場の職員さん、皮むきして製材して乾燥してくれる製材屋さん。どの技術者が欠けても実現しない材木の生産は、他のどの素材より技術を必要とし生産体制が分厚い。逆に言うと、一度途絶えてしまったら、再起可能なのだろうかとすら思えてしまう。

現在はいろんなモノの価格が上がっているが、天然乾燥の製材は全く上がっていない。理由は需要と供給のバランス。このままでは本当に木を生かす人がいなくなってしまうんじゃないかと。

これから家づくりを考えている皆様、山にも市場にも製材所にも良質な材木はたくさんあります。
ぜひ、山を育てる為に木を生かす為に、家を建てていただきたい。

 

 

さて、坂本さんの土場では刻みが始まっています。
墨1人+刻み2人体制で進行しています。

関ケ原は積雪140cmの多雪地域なので、いつもの大工さんとはまた違う話が聞けて面白い。
こういった地域ごとの職人の知恵は、文化と一緒に急激に融けて消えていってしまっているなと思う。

 

 

さぁ、建前は遅れて6月中旬。
予定通り、進行中です!