はじめに
木ごころ工房さんの竹小舞ワークショップに行ってきました。
風は小々強かったですが、良いお天気の竹小舞日和でした。
お施主さんはじめ、すでに家つくりを終えた方からこれから家つくりを始める方まで、木ごころ工房ファンの皆さんが大勢いらっしゃいました。最初、黙々と編んでいる方が多く誰が職人さんなんだろうと思っていたら、大半が結作業の皆さんだったんですよね。
皆さん顔なじみの方もいらっしゃるようでしたが、こんな温かく楽しい家作りを体験してしまうと、木ごころ工房さんにお願いしたくなりますね。




風土
伝統工法の家つくりは、地域が変われば、素材も変わり、作り方も変わります。
以前何かで見たのですが、東日本大震災の復興で宮城県に作られた住宅の町並みと、1999年に東京郊外で作られた住宅の町並みが、同じでした。
これによって何を失ったかというと、以前は町並みや風景を失ってるだけだと思っていました。しかしこの家つくりに深く関わるようになって、もっと大切な風土を失っていることに気付きました。家つくりに必要な「木や竹や藁や草や土や石など…」身近な素材を集め生産する中で、いかに自然や里山が守られて人の暮らしや文化が育まれて風土を作ってきたのか。
建築の世界に入ったころは気軽に「町並み10年・風景100年・風土1000年」なんて言ってましたが、1000年かけて生まれてきた風土を今まさに殺している最中なんだととらえるようになりました。
これを言葉にして終わる人間ではなく、行動に移して抗うことを諦めない人間でいたい。



若い世代

ワークショップに関東から2人の若者が参加されていました。
2人で軽トラで仮眠を取りながら来たと言っていた(笑。
来年から大工に弟子入りする大学4年生の2人で、就職する前に竹小舞を経験したかったとのこと。
今でも彼らのような若い人たちが伝統的な家つくりに憧れてこの世界に入ってきます。私もインターンなど通して何人もお会いすることがあります。
次の世代の人たちが「こんな家つくりをやりたい」と思った時に諦めなくてもいいように、まずは私たち上の世代が行動に移して抗っていかねばですね。
↓ この人のように。

竹小舞ライトアップ
久しぶり雲一つない夕方に、竹小舞のライトアップです。
「水野さんの竹小舞のライトアップの写真をみて僕大工になったんです」とそんなようなことを以前言われたことがあります。こんな写真1枚でそんな奇跡がおきるなら、何回でも何枚でも撮影するし、一緒に目に焼き付けましょう。







5年後には彼らが建てる番だ。
