石の上の、木組みの架構と、竹小舞。
竹小舞を抜ける光と風は、今までの苦労を吹き飛ばしてくれる美しさです。明後日には土が入るので、たったひとときの風景。
隠れてしまう所まで美しい伝統工法は、日本の建築にふさわしいね。
建て主も編んだ小舞を、一緒に眺めました。
「こんな家作りが出来て幸せだ」という言葉が嬉しかったです。
左官工事は、多治見で親子で営む吉田左官さん。
大工の野村さんと同じく、若い頃から土壁やってきた親方と一緒に、二代目が初めての「土壁」の仕事をして頂いています。
今では、伝統的な木造を建てる仕事が減り、古い民家も消えていき、職人を継ぐ若者が減り、伝統的な技術も消えようとしています。
そんな中で、建て主がこの家作りを選択して頂いたおかげで、職人の技術が継承されていく事が、何より嬉しいです。
見学会、お越しいただいた皆様ありがとうございました。
建築士や職人との良い出会いがあり、お客様ともお話させて頂きました。
完成見学会は予定していませんが、現場は随時見学受け付けています。
ご興味のある方は、ご連絡下さい。