見学会・ワークショップのご案内

【ワークショップのご案内】水野設計室 4月14日(月)~27日(日)

WSのご案内は最後です。

初めに

この写真は、先日講師をつとめさせて頂いた「京都鴨川建築塾」の自己紹介に使用した写真です。モコモコと木が茂っている所が私の家で、家と畑と田んぼは繋がっています。

もともと我が家には田んぼはないと思っていたら、実は貸していた田んぼあり、その田んぼが2010年に一枚帰ってきました。その後。お隣のたんぼのおじいさんたちが順々にリタイアしていかれて、現在は6枚の田んぼを私が世話する事になりました。

15年前に自然の近くで子育てしたいと思って帰ってきた実家ですが、日々の野良仕事や設計仕事に追われて、やろうと思っている事がなかなか進まず、もうすぐ45歳になってしまいます。

モコモコの木の一つは、帰ってきた時に植えたケヤキの木。次女と同じ歳で今年で15歳。子供の成長と同じく木の成長も驚くほど早い、楽しい子供たちとの暮らしもそろそろ終わりが見えてきてしまいました。

(2024年夏)

 

  

さて本題です。
私は設計を始めて数年過ぎた2015年頃から、少しでも自然を壊さないような「建築」を実践してきたつもりです。

2020年に「土中環境」を読んでから、「建築」だけで出来る事は限られているが、それを「土木」まで広げると、できる事が1から10に増えることに気付きました。

そして、「建築」「土木」だけでなく、「農」「食」・・・なども含めたもっと大きな「暮らし」という視点で考えると、できる事がさらに1から10に増える。というよりも、「建築」をはじめ全てが「暮らし」の一部になると、自然を壊さないどころか、自然を再生する事ができるかもしれないと思えるようになりました。


つまり、「建築」だけ考えていた時は、100壊していた自然を、99に減らす事ができた。
それが、「土木」も考えるようになり、99壊していた自然を、90に減らす事ができた。
そして、「暮らし」を考える事が出来れば、90壊していた自然を、+0 以上に再生する事ができるかもしれない。

 

 

先ほど、やろうと思っている事がなかなか進まず、もうすぐ45歳といいましたが、
正確にはやっていはいましたが、田畑や家の周辺をどう手を加えれば、自然の再生に繋がるのか分からなかったから、やり直しばかりで進まなかった。

2010年からの10年間は田畑や家回りや土木や建築など色々試していました。今思うとそれは全て私たち人間都合の造作であり、自然に従っていないので、最初は良くても数年で美しくなくなったり、手間をかけ続けなくてはいけなかったりと、全く持続や循環からは程遠かったと感じていました。
つまり、昔から営まれてきたような自然に逆らわない暮らしが思うようにできず、進むことができなかった。

それが2020年に「土中環境」と出会い、髙田宏臣さんや今西友起さんと出会う事で水と空気の事を学び、2022年には坂田昌子さんと出会って里地里山の事を知り、2023年には四井真治さんのお話しお聞きして現代の暮らしでできることについて考えるようになりました。

2020年からも自宅で新たな造作をいろいろ試してみて今年の夏で5年目。15年たってようやく、「建築」「土木」「農」「食」・・・が自然と繋がる「暮らし」を少しは想像できるようになってきました。

もう残り時間を数える年頃にもなってきましたし、インプットはひとまず終了して、今年からは今まで身につけたものを全て放出するつもりで私のフィールドに向き合う事にしました。

 

今やってる事

1.田畑

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

2.土木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.建築

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WSご案内

今回のWSは、のんびりワークショップではなく、インターンシップのようなしっかり作業になります。
興味のある方はご連絡下さい。

 

【募集中】2025春:4月14日(月)~4月27日(日)
【終 了】2024冬:12月2日(月)~5日(木)・12月9日(月)~12日(木)
【終 了】2024秋:9月2日(月)~11日(水)・9月16日(月)~20日(金)
 ※ 希望日があれば複数ご連絡下さい。

場所:水野設計室(地図
 ※ お車でお越し下さい、駐車場あります。

申込:お問い合わせフォーム
 ※ ご職業・参加目的など教えて下さい。

持ち物:飲み物・お昼ご飯・作業着
 ※ 道具はこちらで準備します。