地元八百津町の伝統工法の仲間と始めた、木の家ネット岐阜も今年で8年目。
今年は、新たに井関屋の井関さんが加わってメンバーも8人になりました。
人口1万人にも満たない小さな八百津町で、下請けではなく元請けで伝統工法をやっていこうという事業所が8社(大工工務店5社+製材屋工務店1社+設計事務所2社)、手刻み大工はお弟子さんや周辺の大工を含めると40代以下で10人以上。
全国から「大工町 八百津」と呼ばれるよう、コツコツ進んでいかねばですね。
そして、伝統的な家作りや土作りを目指す職人が集まる町になれば、町並みは美しくなり、山は季節を取り戻し、生き物たちが戻って来る。豊かな自然に憧れて、今の子供たちが将来帰ってきたくなるような町に、または子育てをしたくなるような町に、そんな良い循環を夢みています。
さて、次の土日は、八百津町の一大イベントの産業文化祭。
産業文化祭は、八百津の産業を披露して町内外の人たちに八百津をアピールする場です。主役は町内の事業者さん達で、私たちが町の魅力や自社の魅力を発信する場です。
今年も木の家ネット岐阜は出店しますが、今回はいつもの「くむんだー」だけではなく、八百津橋のたもとの港町のバス停を寄贈させて頂きます。
土日の2日間かけて、バス停(1.5畳)を皆さんの前で刻んで建前まで実演します。
しかも、産業祭の中心のステージで公開刻み+建前です。
こちらが今回の作るバス停です。
私たちの寄付なので・・・、予算の都合上少し材料は小さくなりましたが、豪快な木組みをお見せします。
木作りだけは事前に済ませて、当日は9日(土)10:00から、ファミリーセンターのエントランスのピロティで墨付け手刻みを開始して、10日(日)12:00からステージで建前をおこないます。
建前までは、ステージでは「くむんだー」を開催していますが、12:00からは子供たちが「くむんだー」を組んでいる横で、私たちが「バス停」を組みます。
こちらは木作りの様子。仕事の後にみんなで集まって作業中です。
実は今回のイベントのきっけかは、昨年受けたヒアリングでした。
伝統工法をたくさんの人に知ってもらえるように活動しているが成果を実感できないというような話をしていたところ、実際に仕事を見てもらうのが一番良いとのアドバイスを頂いて、今年早速企画してみました。
文字や言葉よりも、一度見てもらう方が、良いに決まっていますよね。
ここまでの準備は大変でしたが、どんな反応なのか楽しみです。
仕事が終わった後に、みんなで集まって一つの仕事をして、お酒を飲む。
大事な事ですね。
名入れの準備はちゃっかりOK。
当日私は、くむんだー係でステージ付近でうろうろしています。
パネルの展示や、住宅相談もしていますので、ぜひぜひ遊びにきてください。