【ご案内】3月31日 三和土ワークショップ

八百津町産業祭で「くむんだー+住宅相談会」開催します!

来週の11月11日(土)12日(日)、木の家ネット岐阜で「くむんだー+住宅相談会」を開催します。
https://gifu-kinoie.net/ws2311/

私は2日間とも終日会場にいます。GoogleMAP
施工事例のパネルや軸組模型も展示しています。石場建ての小冊子も配布しています。
石場建ての家作りからトイレのリフォームまで、お気軽にお声掛けください!
伝統工法に興味のある建築関係の方や学生さんも、気軽におしゃべりに来てください。

 

木の家ネット岐阜とは、地元の建築に関わる仲間と活動している団体です。
2017年4月に地元の建築仲間と3人で始めて、早いものでもう7年目になりました。2020年には7人になり、仕事で繋がりあったり、仕事の情報交換したり、「くむんだー」でイベントに参加したりと活動しています。

地元の八百津町のビックイベント(笑)である産業祭での「くむんだー」は今年で5回目になりました。今年も、産業祭前に町内の保育園3か所に「くむんだー」を持って遊びに行き、産業祭のPRもしているので、当日はなかなかの賑わいです。

八百津町の子供たちは、保育園で必ず「くむんだー」を体験し、私たちが大工の楽しさを植えつけているので、10年後ぐらいには、八百津はたくさんの大工であふれているはずです・・・。そして、八百津は大工の町となり、全国から大工が集まってくるという狙いもあります(笑)。もちろん、木組み手刻みの木の家作り。
そうなると、町内の空き家や建物は、大工が自ら直して住んだり作業場として使うようになり、空き家問題は解決していきます。同時に、八百津の大工は無垢の木の扱いが上手、竹小舞や土壁も上手という噂が広まり、自然素材の家作りから自然志向の移住者も増えてきます。そして家庭菜園が広がり、農地も管理されるようになって耕作放棄地の問題も解決し、田畑や竹林や茅場も維持されるようになります。
次に材木ですが、家を作る人も地元の木が使えるならという事で、少し高くても八百津の木で家を作るようになります。次第に八百津の山の木は少し高く売れるようになり、山は潤い手入れが進みます。放置されていた山は、生物多様性豊かな混交林へと変わっていき、本来の心地よい山になります。そんな山には人が関わるようになり、田畑と山が繋がって本来の里地里山が再生されます。同時に山の土砂災害防止機能・治水機能・水質浄化機能が戻り、生き物にとっても人間にとっても豊かで安心な暮らしが送れる地域になります。
そして、ここで育った子供たちが、またここで子育てしたくてこの町に帰ってくる。そんな、愛される町を目指しています・・・。

と言うのは、私の勝手な妄想でですが(笑)、家作りにはそんな可能性まであるかもしれないという事を証明する為にも、これからももう少し急ぎ足で、一歩づつ前進していきたいと思っています。

というわけで、何の話かというと、木の家ネット岐阜のメンバーはみんないつも忙しくしており、大工の弟子や設計のスタッフも募集していますので、木の家作りに関わりたい方もお気軽に遊びに来てください!

 

最後に木のジャングルジム「くむんだー」の紹介です。
柱と貫と楔で作るジャングルシム(木育玩具)です。ジャングルジムで遊ぶ為というよりは、作り上げる楽しさや、解体する事によって木組み(昔の家作り)を知る事が出来るおもちゃです。数種類の長さの部材があり、どんな形や大きさでも作る事が出来ます。

小さい子たちが、木に触れてトンカチでくさびを打ち込む作業が、親さん達にはとてもウケが良いようです。たまに、本気の大人が子供に混じって作っている事もあり、家族で一緒に遊ぶのにちょうど良いです。

小学4年生ぐらいが数人いれば、4畳半のジャングルシムを子供たちだけで2時間ぐらいで、作って解体まで出来ちゃいます。見ていると、段取りして指示を出し始める子や、手元に回ってサポートする子や、どんどん上に登って作っていく子など、自ら役割を見つけてなぜか上手く行くので、面白いです。

何より、子供たちが夢中になって作業している姿は、見ていてとても嬉しいのです。
というわけで、八百津でお待ちしております。