7日(土)には「手刻みワークショップ」、8日(日)には「三和土ワークショップ」と、2日間連続のワークショップやりました!
手刻みワークショップは、なんだか大工さんの作業場で大人の木工教室のようでした。
私は三和土に使う叩き棒を12本作らせて頂き、大満足です!
叩き棒。叩部、けやき。持ち手、雑木。
その日の夜はお泊りコースで、八百津の山の柘植さんちにお邪魔しました。素敵な建築を手掛けてこられた柘植さんは、住まいも暮らしぶりも素敵で、70歳を超えた粋なおじいさんです。
ガスのない民家故、焼くも煮るも湯を沸かすにも、まず火を起す。
家の中で焚火をするのだから、家の中の煙がすごい。
煙を逃がす為に、家の中は隙間だらけ。
電気・ガスのない昔は、暖は囲炉裏でとっていた。
家で火を起していた昔は、 隙間風で寒くても火を選び、 煙を逃がす為に隙間が必要だったんだ。
柘植さんの建築は、自然の素材で作られていた。
柘植さんの料理も、自然の素材を使われている。
畑で育てた野菜にキノコに米、近くで調達した猪肉、ご自身で釣った魚の干物、その他発酵食品。
家と農は一緒だとよく感じるが、家と食も同じだという事を初めて実感した。
今後の設計の物差しにもなる。とても良い事を教えて頂いた。
私も、作物を育てているだけではいけませんね、今後は自ら調理して食します。
火を囲んでの食事やお話は、感受性が高まってとても良い時間です。
贅沢なおもてなしに、感激致しました。
さて、翌日は、我が家で三和土のワークショップ。
先月に引き続き二回目の三和土です。
前回とはメンバーが全員入れ替わりましたが、無事終了しました。
一度やってみて感じたことは、配合よりも水の量、叩きよりも硬化の過程。
今回は、水の量を多めにし、強く叩かずに仕上げました。
さて、どうなる事でしょう。
ホントに石の上に立つ「木と土」の家ですね。
しばらく、ムシロ養生で様子見です。
今回は、はじめての方が三組来て下さりました。
特に子供も多かったので、なんと「くむんだー」登場で、楽しい時間になりました!
参加頂いた方にも、伝統的な家作りがいくらか伝わったのではと思います。
皆さん、ありがとうございました。
次会の土壁会は、来年のゴールデンウィークと秋の予定。
また企画致しますので、ご参加よろしくお願いします!