WSのご案内は最後です。
初めに
この写真は、先日講師をつとめさせて頂いた「京都鴨川建築塾」の自己紹介に使用した写真です。モコモコと木が茂っている所が私の家で、家と畑と田んぼは繋がっています。
もともと我が家は田んぼをしていませんでしたが、お隣のおじいさんたちが順々にリタイアしていかれて、現在は6枚の田んぼすべて私が世話しています。
15年前に自然の近くで子育てしたいと思って帰ってきた実家ですが、日々の野良仕事や設計仕事に追われて、やろうと思っている事がなかなか進まず、もうすぐ45歳になってしまいます。
モコモコの木の一つは、帰ってきた時に植えたケヤキの木。次女と同じ歳で今年で15歳。子供の成長と同じく木の成長も驚くほど早い、楽しい子供たちとの暮らしもそろそろ終わりが見えてきてしまいました。
さて本題です。
私は設計を始めて数年過ぎた2015年頃から、少しでも自然を壊さないような「建築」を実践してきたつもりです。
2020年に「土中環境」を読んでから、「建築」だけで出来る事は限られているが、それを「土木」まで広げると、できる事が1から10に増えることに気付きました。
そして、「建築」「土木」だけでなく、「農」「食」・・・なども含めたもっと大きな「暮らし」という視点で考えると、できる事がさらに1から10に増える。というよりも、「建築」をはじめ全てが「暮らし」の一部になると、自然を壊さないどころか、自然を再生する事ができるかもしれないと思えるようになりました。
つまり、「建築」だけ考えていた時は、100壊していた自然を、99に減らす事ができた。
それが、「土木」も考えるようになり、99壊していた自然を、90に減らす事ができた。
そして、「暮らし」を考える事が出来れば、90壊していた自然を、+0 以上に再生する事ができるかもしれない。
先ほど、やろうと思っている事がなかなか進まず、もうすぐ45歳といいましたが、
正確には田畑や家の周辺をどう手を加えれば、自然の再生に繋がるのか分からなかったから、進まなかったのですね。
ただ、昨年四井家を見学させて頂き、この一年間ぼちぼちですが前進する事が出来ました。
2020年に「土中環境」を読んで考えが変わり、自宅でいろいろ試してみて今年の夏で5年目。15年たってようやく、「建築」「土木」「農」「食」・・・が繋がる「暮らし」が少しは想像できるようになってきました。
つまり自然に対してどう手を加えればよいのか、自分なりの方向性が明確になってきました。
その方向性が、合ってるか間違ってるかの答え合わせは、実践あるのみ。
また一年少しづつですが、前進していきます。
今やってる事
1.田畑
2.土木
3.建築
WSご案内
今回のWSは、のんびりワークショップではなく、インターンシップのようにしっかり作業になります。
興味のある方は日程調整しますので、まずは一度ご連絡下さい。
期間:8月26日~9月末頃
※ 希望日があれば複数ご連絡下さい。
場所:水野設計室(地図)
※ お車でお越し下さい、駐車場あります。
申込:お問い合わせフォーム
※ ご職業・参加目的など教えて下さい。
持ち物:飲み物・お昼ご飯・作業着
※ 道具はこちらで準備します。
8月26日から、インターンシップで一緒に作業して下さる方が、入れ替わりで数名来てくださります。
少人数で、お互い学び多き作業にしたいと思っています。
9月20日以降のインターンシップも募集中です。
今回は、この場所に堆肥小屋・鶏小屋作りと、田畑の野良仕事です。
よろしくお願いします。