【ご案内】3月31日 三和土ワークショップ

【進行中】糸島の石場建て

福岡県糸島市にて、石場建てスタートです。
農業をされている建主さん、農地の一角に越屋根と囲炉裏のある石場建てです。

敷地の隣には、もともとみかん畑だった山があるのですが、現在は杉や桧の陰になり荒れてしまっている。今回は、みかん山の再生と同時に山の杉と桧を利用して家つくりを進めます。壁は土壁で、藁や竹や土も極力近くの素材を使い、呼吸する家を目指します。

畑の隣で建築ですが、土を傷めず呼吸する土を目指した土木の造作も行います。基礎は木杭の上に割栗石敷の石場建てとし、雨水や暮らしの排水の一部も土に還す。コンポストトイレも採用し堆肥小屋と合わせて排泄物や生ゴミも堆肥化して、土に還す。

井戸の水、囲炉裏で料理と暖房、必要最低限の電源は太陽光発電。自然に寄り添って暮らし、石場建てと囲炉裏の火で家と土を繋げて土地を育てる。人が暮らす事で土地が育ち、日々自然が育つ姿に喜びを感じられる、そんなかつての美しい里地里山を目指して。

今回も石場建てに相応しい職方さんたちとも繋がる事ができ、万事OKです!
草原の上で、建前する景色が待ち遠しい。

大工 住幸房   滝口亮太
土木 雨の森   轟まこと  
設計 水野設計室 水野友洋