木の家ネット岐阜とは、私の住む八百津町の建築仲間の集まりです。
町内には建築関係の方はたくさんいらっしゃるのですが、その中でも下請けではなく自ら仕事を取りに行き、事業主や2代目としてやっているメンバーです。基本的には、自然素材での家作りや、手刻みや土壁の家作りなど、自分がいいと思う木の家作りをしている同世代の集まりです。
この会の親は 職人がつくる 木の家ネット という全国の団体であり、その団体の地域会という位置づけで活動しているのが 木の家ネット岐阜 です。
もともと 木の家ネット 岐阜は、2017年に職人が作る木の家ネットに加入していた八百津町の3人で始めました。最近になり、新たに八百津で独立したり、八百津の親元に帰ってきて継いだり、または他県から新たに八百津に移住して始められたり・・・という方々が なんと 4人も加わり、2020年からは7人で活動していくことになりました!!
木の家ネット岐阜は、ただの任意団体ではありますが、以下の三つの目的があります。
・近くの山の保全
・気候風土に適した家作り
・地域のまちづくり
この3年間は、特に「くむんだー」の開催やホームページでの発信、また会員同士の研修や勉強会、そして仕事を協力し合って「気候風土に適した家作り」を実践してきました。
今年は、社会情勢の影響で開催予定だったイベントガ軒並み中止となってしまった「くむんだー」ですが、今後も主の活動としてやっていきたいと思っています。
実は去年まで手配りしていたポストカードがあったのですが、今年からスタンプカードと一体になったカードを用意したました。スタンプがたまると、クサビや木槌をプレゼントという流れです。
これからは、このスタンプカードで多くの子供達に「くむんだー」を体験してもらい、大人の皆さんには木の家作り良さを伝えて、伝統工法を広げる活動していきます!
今年は新たに「近くの山の保全」や「地域の街づくり」に繋がる活動も、進めていく予定です。
とりあえず次の目標は、八百津の山です。
みんなで楽しみながら、 山の事・木の事を伝えていく場所を作りたいなんて思っています。
そんな私の住む八百津町は人口1万人の小さな町なのですが、めずらしく土壁や手刻みなど伝統的な家作りに関わっている同世代の職人さんが多いのです。
理由は色々あるのですが、私自身も伝統工法に出会えたのは、この町だったからです。
いつか、八百津町が伝統的な家作りの職人の町になればいいなと思います。
家作りで協力できる仲間がいて、近所で刺激しあえる関係があれば、仕事も楽しくなる。
そして将来に残る「街づくり」を、私たちが得意な「家づくり」で出来たら素敵です。
あらたな活動の拠点を探している職人さんがいらっしゃれば、ぜひ八百津に来て下さいね!