12月29日(日) 天白石場建て 完成見学会

静岡の石場建て4 刻み

軸組み模型です。地面に踏ん張って立っているような、和の構えの石場建てです。
今回は厨子二階の佇まいで下屋は寄棟、矩計は上出来の予定です。
北側道路で、玄関廻りも民家造りで手応えありです。
桧の柱に、地松の差鴨居九寸と、桧の足固め八寸です。

ただいま松村さん(木ごころ工房)の土場では刻みの真っ最中。
正面にあるデカいのはこの家の主役、大曲の地松の太鼓梁です。
当初の図面は台持ちの二本継ぎでしたが、松村さんが探し回って見つけくれたこの7Mの太鼓梁のおかげで、三間半かっとびに変更しました。
上下反対ですが、ご覧の通り三尺以上の大曲。
絵に描いたように、この家にピッタリサイズとのこと。数十年、出番無く倉庫に眠っていた太鼓梁が、やっと自分の居場所を見つけて目が覚めました。
有難く思いっきり使って頂きます!

こちらは現場。
今回は支持層が2M以下のフラットということで、砕石パイルを採用しました。
空が広く、南東に開けた、気持ちいい場所です。

よく見ると、右奥でブルーシートを被ってるのは・・・・・
小舞に使う竹で、これから竹割です。
建て主さん、家作り大満喫中でーす!