恵那の石場建て7 土壁作りの楽しみ方

土壁塗りです。
竹小舞の姿も見納めで、いよいよ泥を塗っていきます。

竹小舞に塗られた泥は、水気が蒸発して乾燥する事で、家の中の熱を奪う。
この気化熱のおかげで、家の中は不思議なくらい涼しいのです。
竹小舞の時の、通り抜ける風とはまた違った心地よさ。

 

 

設計中に想像していた通りの窓の景色。
興奮して、脚立をどけるのを忘れてました。

 

 

今回も私の無農薬の稲わらを大量投下です。

 

 

上は、塗った壁。下は、塗った壁の裏。
裏に飛び出た「おへそ」が、可愛らしいのです。

 

 

木と土の家。
土に還る素材で作る、ゴミの少ない家作り。
口に入れても害のない素材で作る、安心な家作り。
心から良いとお勧めできる家作りです。

  

 

さて、竹小舞に続き土壁塗りも、建て主さん家族に参加して頂きました。

ここからは、これから土壁の家作りをされる方に向けて、土壁塗りのおすすめポイントの紹介です。

 

 

まずは、塗りましょう。

 

 

みんなで塗れば、1枚の壁は簡単に塗れてしまいますね。
1枚の壁の泥の重さは約 200kg 。
家の重さを想像しながら、重たい泥を塗りましょう。

 

 

鏝で塗るのに飽きたら、手で塗ってみましょう。
もはや、家作りとは思えませんね。

 

 

手で塗るのに飽きたら、次はドロ差し(泥を配る作業)です。
このドロ差しをやる建て主さんは、あまり見たことが無いですね。

 

 

あっという間にコツを掴んで、上手に泥を差してくれてます。
硬すぎず柔らかすぎない泥に調整するのが、ポイントです。

 

 

作業に飽きたら、一風呂浴びましょう!
稲わらの発酵成分で、お肌ぬるぬるです。

 

 

泥風呂を上がったら、シャワーでしっかり泥を洗い流して下さい。
カピカピになってしまいますからね。

 

 

これが、土壁塗りのおすすめポイントです。
ぜひお試しください!

 

 

家作りに参加する事は、家への思い入れが深まるとか、家の構造が良くわかるとか、言われます。
もちろんその通りで、そのおかげで家を永く住み継ぐことに繋がると思います。

もう一つ大事なことは、家作りも生き物としての暮らしと考える事。
私たちも他の生き物と同じように、里山を手入れしながら自然の素材を調達し、持続可能な暮らし(=家作り)をする事が、マイナスをプラスに変える大事な事だと思います。