7月25日・26日 【土壁会】手刻みワークショップ

豊田の茅葺き

豊田の茅葺きワークショップに参加してきました。
何度もお邪魔しています、いのちのめぐる家づくり です。茅葺きやセルフビルドに興味のある方は、Webサイトでワークショップなどのお知らせをチェックしてみて下さい!

「茅葺き愛」 が溢れ出ている、茅葺き職人の杉山さんと、このワークショップを運営されているTさんのお二人。今日も素晴らしい取り組みをされているお二人に背中を押してもらって、また次の茅葺きの仕事をやりたい!と気合を入れ直してきました。

今回の茅葺き民家は、小ぶりですが背の高い佇まいです。
民家の隣には、小山がありらせん状の山道を上がると畑があります。
なんと美しい配置と立面でしょう!
昔の人たちが、ただただ暮らしやすさを求めた結果だと思いますが、自然に逆らわない事は、最も美しい事なんでしょうね。

平らな場所が少ない山間部では、敷地を有効に使い、床面積を確保する為に2階建てです。
2階の用途は住空間なのか、茅の保管なのかわかりませんが、2階の南に窓を設ける為、兜造りのような屋根の形状をしている。実際に小屋裏に入ると、採光を確保した住空間がありました。
下で囲炉裏を焚くと、煙たいですが、冬はとても暖かい場所なんでしょうね。

食もエネルギーも自給自足に近い暮らしのある茅葺き民家の為に、気候風土という言葉はある。
建築の地域性は、暮らしと密接に繋がっている農の割合に比例する。
部屋の間取りも家の周囲も暮らしと農を優先して考えてある。茅や素材も農の副産物。

例えば、暮らしていく為の農がないのに土間を作るのは、良いんだけど、違う。
気候風土という言葉が、ますます手の届かない場所へ遠ざかっていくように感じます。
そして、サスティナブル・SDGsという浅薄な言葉を合唱している現代が嫌になります。

最後に、囲炉裏料理までご馳走して頂きました。
灯と暖と調理の三つは、囲炉裏の炎がまかなう。
100年前はガスも水道も電気も無くても、暮らしは成立していたんだった。