12月29日(日) 天白石場建て 完成見学会

恵那の茅葺き(冬)

秋は、稲刈に始まって麦蒔、そして茅刈と茅葺き、野良の行事が盛り沢山ですね。

先日また、茅葺きのワークショップに参加してきました。
この一年、いろんな場所へ茅葺き民家を見に行きましたが、遠方ばかりで近所には無いものかと探していた所、ついにたどり着きましたよ。

場所は岐阜県の南部、八百津の隣の恵那です。
茅を葺く方は40代の岐阜の職人さんで、今回の作業は刈安の屋根を南面葺替。
茅は建て主が10年かけて集めたススキで、茅場は近所。
ついでに、Webサイトの皆さんで茅を葺いている様子がとても素敵なのです!
というわけで、いろいろ勉強に行ってきました。

こちらがウェブサイト >>> いのちめぐる家づくり「恵那、かやぶきプロジェクト」
今週末 12月22日(土)・23日(日)もワークショップを開催されています。

茅小屋と茅場も見学させて頂きました。
建て主さんのお話を聞いて、茅場の維持管理・茅の収穫と保管にどれだけの労力がかかっている事か、また大きくない茅葺き屋根の葺替えに必要な茅の量がどのくらいなのか、実際に見て作業させて頂くことで、随分理解できました。
この時代に、茅を葺く事は大変な事ですが、茅葺きを残してく仕事に関わって行きたいと思います。