12月29日(日) 天白石場建て 完成見学会

恵那の茅場

今年も茅刈りに。
茅場の風はとても清く、体が浄化されていくようです。
晩秋の風に揺れるススキは、好きな里の風景の一つになりました。
いよいよ、里の冬の始まりです。

刈った茅は直に縛って、持ち帰り倉庫で乾燥させるそうです。
乾燥中に雨に降られる事もなく、曲がり癖もつかないので、葺きやすい茅になる。

一つの屋根 = 約3000束
3000束 = 300束/年 × 10年
300束 = 60束/反 × 5反 (※ 1反 = 300坪)
300束 = 20束/人・日 × 15人・日
15人・日 = 3人 × 5日 = 3人/反 × 5反
一つの屋根 = 150人 = 15人 × 10年

3人が毎年5日間茅を刈って、10年で屋根1枚分。30年で3軒分。
その他、5反の茅場と、3000束収納庫。

この草が、いつか誰かの屋根になる。
ワクワクするね。