【ご案内】3月31日 三和土ワークショップ

2017 秋の風景

水野設計室 秋の風景

我が家の、秋の風景です。
我が家は、コンクリートや樹脂などの製品を極力使用せず、素材を手仕事だけで作りたいなと思っています。

今では、工場で作る「樹脂や金属や木の建具」がほとんどで、建具屋さんの手作りの「木の建具」は少なくなりました。

「既製品の建具」の寿命は30年ぐらい、修理は部品の生産が終わればおしまい。それに対し、「手作りの建具」は一生もの、調子が悪ければいつでも建具屋さんに調整してもらえます。

世の中は、断熱気密のない「手作りの建具」は、夏の日射・冬の熱損失が不利で、エアコンの負担が増え、自然環境に悪い事になっています。

我が家は、80年前の昭和初期の「手作り建具」で、エアコンはなく、夏は扇風機、冬は炬燵と薪と灯油ストーブで暮らしてます。

既製品の建具を30年で買い替え、空調を15年で買い替えているよりも、お金も使わずに済んでいますし、自然に逆らわず環境に悪くないと思います。
なにより数字を追いかけていては、暮らしが豊かになるとは思えません。

今は、お施主様に「手作り建具」を提案するのも躊躇しがちですが、自分が良いと信じるている仕事ができるようになるまで、まだまだ修行ですね。

水野設計室 秋の風景