恵那の石場建て・船頭の土壁 設計例に追加しました

船頭の土壁

2024年4月竣工/名古屋市中区
[内外真壁手刻み/地下1階 地上2階:地下47.28㎡(14.3坪) 地上59.6㎡(18.0坪)]

大工 紬建築   黒川真史
左官 丹羽業務店 丹羽一
設計 水野設計室 水野友洋

 

建物概要

堀川沿いの敷地に、3階建て(地下1階 地上2階)混構造の住宅です。
地下部はRC造、地上部は手刻み土壁による木造。

外部は、船枻造りと和型の瓦屋根で、壁は真壁漆喰と簓子下見板。
川沿いには欄干、通り沿いには町屋格子の意匠。

内部の壁は、中塗り仕上げ・大津磨きなど、主に真壁の左官仕事。
床には名栗の板、天井には網代・竿縁など和の意匠を採用。

準防火地域はプランや仕事を工夫する事で、伝統工法でも乗り切れるようになりました。
ただ、構造は仕様規定や許容応力度計算となると、合板や金物やコンクリートは避けられないのですが、大壁で逃げながら何とか乗り切れたのではないでしょうか。

昔の民家の姿が見られなくなった木挽町通りですが、またこの家がこれから100年先まで、日本らしい民家の姿を伝えてくれると嬉しいですね。

今回、RC+伝統工法の混構造にチャレンジさせて頂き、コンクリートの使い方次第で、伝統工法の可能性を広げられる事・もっと自由に建築する事を教えて頂けました。

和の意匠は、仕事していてやっぱり一番楽しい。
ありがとうございました。

 

1.竣工風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.施工風景

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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