2020 冬の風景

あけましておめでとうございます。
この年末年始は、溜まっていたやりたいことをやってるうちに、終わってしまい、そのまま仕事に突入というわけで、遅くなりました・・・。

昨年は、地元のお付き合いに諸団体のお役をいくつもこなしている間に一年の半分が終わってしまった気分です。仕事の進捗は予定通りのスローペースでしたが、以前より温めていたワークショップや建て主さん達との交流も出来ましたし、普段の設計の仕事をしているだけでは学べなかった事を、多く経験できた一年でした。

2011年から始めた設計の仕事も今年で10年目。
まずは、9年間続けてこれたことは幸せなことで、建て主さん達と職人さん達のおかげです。
ありがとうございます。

さて11年目の2021年に向けて、予定より大幅遅れの10年目の今年が最後の準備期間。
今年のやるべきことは、スタッフ募集と大工仕事の体験。
仕事はハイペースと言うわけにはいきませんが、今年もやる事をやり切ります!

さて話は変わって、こちらは母屋の坪庭です。
昨年から、私が手入れをすることになり、仕事の休憩中などにゴソゴソとやっていました。

私が子供の頃、祖父が手入れをしながら毎日水やりをしていた、懐かしい坪庭です。
この庭が作られたのは、多分母屋よりも古い江戸時代(150年前)の頃だと思います。
今までは、昭和の終わり(30年前)に作られた離れの庭の手入れをしてきましたが、30年前の離れの庭と比べると、150年前の母屋の坪庭は石や木や苔はもちろん、土や落ち葉まで味わいがあって深みを感じることがあります。

庭でも、30年と150年ではこんなに違うものかと、時間が磨く空間を日々感じています。
100年を過ぎてなお私たちを感動させてくれる、この庭を作った無名の庭師と、この家を建てた無名の棟梁に敬意を表すると同時に、私の仕事が100年後にこの空間を超えている想像が出来ない。
ですが私はこの9年間で、100年を耐える事の出来る建築を作る術を身に付けた。

1950年に建築士が法律で制定されて以降、このうような風景は作られることが減っています。
日本らしい風景を壊し続けているのは建築士であると心に留めて、建築士をやっていきます。

ついでにこちらは、母屋のストーブ。
崩れて朽ち果てていた20年前のダッチウエストから、エナメルのヨツールに変えました。
寒い夜が、楽しみです。

こちらは、我が家の再生中の農家の様子です。
職人さんに教えて頂きながら、基本的には自分で造っています。
造っているのは、子供たちや将来の孫やその子供に・・・、感動してもらえる100年後の風景です。
建て主は自分。この農家の再生を通して、自分の目指している自分に近づきたいです。

自宅の断熱材用に、毎月籾摺り後に燻炭を作っています。
でも半分は、ついでに作る焼き芋を子供達と食べるのが目的なのです。

休みの日は、小学1年生になったチビは友達と、朝から夕方まで、無心で木を燃やしてます。
今度は、弁当持参でやるそうです。
火がない時は、木っ端と釘で工作。何かよくわからない何かを作ってます。

何でもいいけど、子供達には好きなことを好きなだけやってくれれば嬉しいですね。