【お知らせ】
6月21日(日)に「水野設計室 暮らしの見学会2」を行います。
午後の部はまだ空きがあります。
どなたさまでも大丈夫です。
ご興味があれば、遊びに来てください。
今年18回目の稲作スタートです。

昨年から長女が家を出て1人暮らしを始めたので、今年は家族4人で200箱の種まきをしました。
私と妻は年とともに動きが鈍くなってきましたが、高校2年生の次女は長時間手伝ってくれるようになったし、中学2年生の息子は重い袋も持てるようになり1人出来ることが増えたり。
毎年の作業で、その日のうちに終わらせないといけない作業なのはみんな分かっているので、作業のペースを見ながらみんな動いてくれました。農作業など日々の家族の暮らしは、子供の成長を感じますね。

今年も田んぼの回りのホタルは増えました。
約1畝の小さな耕さない田んぼを始めて、その田んぼには年中水をためるようにしました。
そうすることで生まれたものは、水辺です。
今では地方の用水路や川池沼などでも、コンクリートの側溝やU字溝またはコンクリートで三面護岸化されていっている。水辺とは水と陸が交わる場所、つまり水辺は破壊され続けている。水辺が破壊される事で、本来繋がっていた水と陸は分断され、水辺を行き来していた生き物たちは生き場を失い姿を消していく。
でも年中田んぼに水をためておくだけで、ホタルが増えていくように生き物たちは年々増えていく。水辺は生物多様性の宝庫。人間が小さなきっかけを作るだけで生き物たちは増えていく。単位体積当たりの生物量は増えていく。この変化を目の当りにすると、今破壊されていく環境も、生き物たちの暮らしが爆発すれば、簡単に元に戻るような錯覚をおぼえる。

好きな代掻き作業。
仕事終わりの夜も代掻き。

仕事の合間も我慢できず代掻き。

この時期に田んぼに水を張ると風が良く見える。
ヨットに乗りたくなる・・・というか、すでに頭の中はヨットに乗っている。

こちらは昨年作った稲架小屋。
75歳まで田んぼをやるとして残り30年、しっかり付き合っていただきます。

田植え当日。
今年は妻に手伝ってもらいながら6枚の田んぼの田植えを1日で終えました。

今年はスケジュールの都合で、例年より早めの田植えをすることになりました。苗が大きく育つ前の田植えとなってしまい、マットの状態が崩れたり田植え機が上手くつかめなかったりで欠株が増えてしまいました。
なかなか予定通りにはいかない稲作ですが、予期せぬ問題もいかに立て直すのかを考えるのが楽しみの一つです。

とはいえ大量の捕植が残ってしまいましたが、毎朝仕事前に淡々とこなしていきます。

今年は田んぼ仲間がきてくれて、捕植は大変はかどりました。

捕植は手作業なので、早朝にやります。
朝5時過ぎから田んぼに行ってゆっくりコーヒーを飲んで、5:30~7:30の2時間ほど捕植します。そのあと畑の薪風呂でシャワーを浴びて、テラスで朝ご飯を食べて、設計の仕事にとりかかります。
朝の田んぼは静かで風もなく、水面を歩くのがとても心地よい。
太陽がのぼる前の青い世界から、太陽がのぼり緑の世界へ。
手植えの感覚、日々生き物が増える田んぼ、朝日にてらされる早苗の影、
この美しい景色が待っているから、田んぼはやめられない。



先週の日曜日、奥の水を張った田んぼでは次女と次女の友達が捕植を手伝ってくれて、手前の耕さない田んぼでは田んぼ仲間が手植えをしている。

こちらは、2023年から始めた耕さない田んぼの田植えの様子です。
起さず代掻きもせず、ただ草を刈って、苗を手で植えていきます。
1畝と小さい田んぼですが、もちろん秋にはしっかり実って収穫します。
この田んぼをやっていると、トラクターも苗箱も田植え機も必要ないことに気付きます。
むしろ、トラクターで起こしたり代掻きしたりしてる時間があったら、耕さない田んぼをコツコツ手植えした方が、時間は変わらず圧倒的にお金を使わなくて済むような気がします。
いつか全部耕さない田んぼにしたいなという思いもありますが、今のところは水を張った田んぼをやめるつもりはありません。

旧五月入り、耕さない田んぼの田植えも終わり、明日からは田んぼの草取り期間が始まります。

稲作の覚え(田植えまで)
・秋の田起こし(前年の水を張った時の不陸をメモしておく、出来るだけ早く)
・種籾の選別(だつぼー君があれば塩水はいらない)
・温湯処理(太陽温水器のお湯をためておく、最初冷める)
・芽出しの水温(用水路の水温が18℃ぐらい、浸種5日間ほど)
・種まき(薄播きオート播種機が欲しい)
・苗床準備(竹のトンネルを準備しておく。
・田んぼ(畔は水を張る前に補修)
・荒代掻き(2~3束の2、一旦水につけておく)
・本代掻き(2~3束の3、2往復仕上げ。田植えは2日後以降。
・田植え(方向転換部分は植えない)
