はじめに
設計を始めた2010年頃、私が最初に取り組んだ家作りは「自然素材の家」でした。
流行りの「自然素材の家」
当時の私の自然素材の家作りは、床は木のフローリング、壁はプラスターボードに漆喰、天井も板または漆喰。
目に見える部分には自然素材を使い、吹抜があって、白い大壁の木の家。
予算次第で、クロスを併用する事もありました。
コンクリートの基礎に加工はプレカット。私は最初の2軒だけプレカットで建てました。
構造の木は極力現す、ボルトや火打ち梁は、極力隠す。
初めて設計した新築の家
乾式大壁のプレカットの家。木の家に見えるよう、テーブルや家具も作りました。
2軒目に設計した新築の家
乾式大壁のプレカット。白の大壁に木製建具、ピアノとダイニングとウッドデッキ。
初めてリフォームした家
鉄骨の工場、減築して中庭付の二世帯住宅。
この頃に完成した家は、もうすぐ10年です。
経験のない私に、仕事の依頼を頂き感謝しかありません。
丁寧に暮らして頂いていて、気持ちの良い家たちです。
さいごに
当時は、自分の良いと思う家を作るというよりは、お施主様の求めている家・みんなが求めている方向の家を目指していました。
そもそもこの頃は、私もお客様と同じように、雑誌に載っているような「みんながやっている家作り」しか出来ないと思っていました。
次回は木組み。手刻みと天然乾燥材。
ご興味があれば、続きもご覧ください。