豊田の石場建て7 建方(前編)

7月20日から始まった「豊田の石場建て」、無事上棟しました。
今回は初めての試みで、コンクリートは使わない。礎石は自然石。
石から上は、いつもと同じく金物やボルトを使わない、木組みの構造。

「コンクリート・金物・ボルトを使わない、石の上に立つ木組みの家」です。

※ 構造見学会+竹小舞ワークショップのご案内

来週末の7月31日・8月1日は、構造見学会+竹小舞ワークショップを行います。
ご興味のある方、ご連絡お待ちしています。

豊田の石場建て6 7月31日・8月1日 構造見学会と竹小舞ワークショップのご案内

という事で、今回のブログは、恒例の建方写真です!

建前の前日に、まずは地組。
4本の主要な通りの鳥居(木のフレーム)を、先に組みます。

建方初日、レッカーも到着して、構造の概要と流れを説明をして、いよいよ作業スタートです。今回は、愛知・岐阜・静岡・山梨・千葉の若手の大工さん達が、集まってくれました。

昨日地組した、一つ目の鳥居を建てる。

桁行の脚固や差し物を組みながら、妻行の鳥居を組んでいく。

位置を確認したら、二つ目の鳥居を起す。

木組みの構造は軽いので、みんなで持ち上げて、所定の位置に建てる。

一本目の太鼓梁を、ダブル大黒に装着。

今回の玄関は、床組の上。
レベル差が出てくると、差し物の中に渡り顎も絡んでくる。作業は増えるが、木が組まれて構造が強くなる手ごたえを感じる。

一般的には、金物やボルトで緊結していく箇所も、木を組んで固めていく。

継手は、金輪と追掛大栓。下で組める所までは下で組む。

桁が渡り顎でおさまると、木組みのフレームが決まっていく。
その前に、みんなで持ち上げて、木組みの構造を所定の位置に建てる。

いよいよ、メインの太鼓の梁組。

太鼓梁がおさまり、母屋が並んだところで、一日目終了。

暑い中、お疲れさんでした。

二日目は、垂木から屋根廻り。
今回は、二重垂木の屋根断熱。天井は小屋裏現しです。

垂木尺二寸ピッチの深いの軒。

破風は蟻落とし。

屋根の上から下を見る。
いつもは、コンクリートが見えるが、今回は草が生えている大地が見える。
コンクリートと違い、耐久年数など関係のない大地は、心地が良い。
この呼吸をしている大地や、生きている草の上に、床を組み暮らす。
大地も家も呼吸する石場建ての家。

「コンクリート・金物・ボルトを使わない、石の上に立つ木組みの家」
職人さん達の力のおかげで、ようやくこの土俵まで上がりましたよ!!