一宮の石場建て3 製材

一宮の石場建て3 製材

一宮の石場建て、最後の調整も終わり、いよいよ工事が始まりました。

まずは材木の準備からです。
写真の木は、一年前に伐採し葉枯らしで乾燥させてた桧です。
大黒柱となるこの木の製材の様子を、建て主と見学しました。
お目当ては、四面化粧6mの七寸柱。
北斜面に生えていた木で、少し曲がっていますが、予定通りの大黒柱が取れました。節の少ない綺麗な柱で、一面無地のおまけつき。

木の家作りで大切にしている事はいくつかありますが、一つは建物が建つ地元で育った木は、その地の気候風土に適するという事。
今回のように、建て主が立木を見て伐採に立ち会い、何処の誰の山の木で家を建てたかを知る事は、証明材や性能表示やブランドよりも価値ある事だと思います。

一宮の石場建て3 製材

一宮の石場建て3 製材

製材の様子です。
レールの上を走る汽車に丸太を乗せて、正面の帯のこに向かって前進します。
帯のこを通り過ぎると、木端が落ちて切り口が見え、木の表面が現れます。
どんな表面が出るのかワクワクしながら、もぎたての桧の香りを楽しんだ時間でした。

一宮の石場建て3 製材

一宮の石場建て3 製材

一宮の石場建て3 製材

この柱は、木の家を望んでいる建て主の希望に沿うよう、家の中心に4面化粧で使います。
製材の後には、どの面をどこに向けて、どの面に背割りを入れるか決めました。
主役の柱が現れると、頭の中の家の雰囲気もイメージが膨らみます。

柱一本と出会うのに1年間、完成まではもう1年。
こんな家作りの時間は、伝統工法ならではですね。

一宮の石場建て3 製材

外には、製材を終えた梁材を、一通り並べて頂きました。約100本。
八百津付近で育った天然乾燥の杉です。
この他に、柱と小屋組と四寸垂木、全て合わせて20㎥。30mmの野地5㎥。

これから5月の建て方に向けて、大工んさんの墨付け・刻みが始まります。

一宮の石場建て3 製材

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