【ご案内】3月31日 三和土ワークショップ

風の森の土壁5 材木の伐採と天然乾燥

昨年の11月に、木を切りに山へ行ってきました。

今回の風の森の土壁は、太鼓梁を3本使うプランです。
大工の遠藤さんから、ちょうど近所で桧の伐採をしている所があり、今回の建物に合う太さなので、使ってみてはどうかと提案が頂き、木を選べるなら丁度良いとの事で、伐採中の現場に行ってきました。

今回の太鼓梁は、出来れば曲がりが欲しかったので、現場の斜面に建っている、曲がりのある桧を選んで、伐採して頂きました。
桧は真直ぐ立っているイメージでしたが、たしかに少し曲がっていますよね。

伐採の様子は、久しぶりに動画を作りましたので、ご覧ください!

伐採後は、少し時間をおいて遠藤さんの土場まで運び、皮をむいて天然乾燥です。

簡単に皮むきと言っても、遠藤さんが手作業で5Mの丸太5本の皮をむいたのですが、まぁ想像するだけで大変な作業だったと思います。お疲れさんです!。
皮をむいた丸太は、風が通るように積んで、簡単な屋根を作って、数カ月の天然乾燥です。

遠藤さんの土場は、八百津の福地という場所で、標高500M程のちょっとした高原です。
近くの山で、立木の状態でちょうど良い曲がりの丸太を3本手に入れることが出来ました。そして気持ちの良い環境で、丸太にストレスをかけずに乾燥させることが出来る。
良い家づくりを経験させて頂いています。次回は製材です。

木にストレスをかけず自然に乾燥させると、こんな風に割れが入るんです。

最後に、山の事。今回、木を切りに行く途中の林道と山の様子です。

一般道から林道に入ると、すっきり伐採されている部分を数か所見かけました。
植林された山の中の林道は、数kmにわたり広い道幅で作られていました。

今までは観賞用のような天然林の多い山に入った事はありましたが、人工林の山で、まさに伐採の現場の山に入ったのは、初めてかもしれません。

部分的に皆伐されている山、土が露出した砂や砕石混じりの林道。いつも通る車道から見る山や、想像していた自然豊かな山とは違い、実際の現場はなんとなく開発中の現場のようでした。